お知らせ

簡単ではないから面白い

何事も簡単にいかん、思うようにできん、難易度が高いから一生懸命になれる。できんと言ってしまえば簡単です。

 

昨日の智弁和歌山の敗退は大変ショックでしたけど、なんとなくそんな気もしてました。選手の実力は間違いなくハイレベルなのでしょうけど、昨年夏の初戦敗退のように力んで凡打の山を築けば同じパターンになる。まさかの的中。誰がどう見ても分かる誤審とかありましたけど、あれで流れが変わったとも言えん事はない。

 

こうして負けるとネットなどでめちゃくちゃ叩かれる中谷監督。言うのは簡単、自分でやってみるとこんなに大変なのかと思うでしょう。中谷監督もめちゃくちゃ必死にやった結果がこれなんです。ただ選手の実力を上げたら勝てるのが野球ではない。僕も野球では当然そんな事できませんけど、経営と同じように思う。ただひたすら仕事こなせば利益が出る。そんな簡単なら誰でも大成功ですよ。やってみて何度も失敗して経験を積んで、何年かしたらようやく少しずつ結果が出るのです。

 

何をしたら利益が出せるのか、言葉で言えるほど簡単な事ではない。何をしたら勝てる智弁和歌山になるのか、そんな簡単に分かるのならば全国の高校は3年で大阪桐蔭レベルになってるでしょう。

 

大阪桐蔭は全国から優秀な選手を寄せ集めたので勝てて当たり前と言われたりしますが、そんな事はない。やはり西谷監督が勝てるチームにする為に必要な事を分かってみえるのでしょう。何事も必ずコツというか結果を出す為に必要な事があるのです、それは意外な事であり難しくはないけど忍耐力が必要であったり。難しくはないけど99%の人はやらなかったり。なんとも言い表せないけどなかなかその事に気付く人がいないのでしょう。

 

今年の夏には無敵軍団になって甲子園に戻ってきて欲しいですね。やっぱりこうしてなかなか勝てない時もあるから応援したくなるのです。ただ1つ思った事は勝利への執念が今の智弁和歌山には少ないかな。今日先発した大阪桐蔭の主将でありエース前田悠伍の表情を見て感じました。絶対勝ってやるって気迫は今大会でNo.1だと思います。昨年夏に負けて悔しくてボロボロ泣いたのが成長させたのでしょう。大阪桐蔭の歴代の主将は昨年夏に1番悔しい思いをした子が選ばれてる気がしますね。このあたりも西谷監督の技なのですかね。

 

夏の甲子園まで僕も頑張って働いて、今年こそは観戦に行きたい。