お知らせ

仕事で最も大変な事

仕事を覚えるとか工程を遵守する為に段取り良く進めたり日々の段取りをしたり、大変な事は山ほどありますけど最も大変なのは人間関係である事は間違いないと思います。

 

技能実習生と共に働く事は本当に大変です。言葉が通じないという環境で働く人は世の中に沢山みえると思いますけど、大変です。

 

今日はそれにイライラした翔。伝えたいのは簡単な事ですけど通じない。話し方やまずはやって見せるとか教えて方もあります。でも自分もそうだった事も多々あるだろうと決して翔を責めるわけではなく、そう考えて接して教えなさいと言いました。もちろん実習生側の返事がない、分からないのに聞かずにボーっとする事も悪い。一生懸命に自分の目標を達成しようとしたからこそイライラするのですから、それも成長かなと思ったり。

 

翔は以前ならやれるとこまで、みたいな仕事のスタイルでしたけど、最近は日々しっかり自分なりの目標を持ち仕事してます。これは大変立派な事。終わらんやろ、ではなく終わらせようと必死な姿勢が1番大事。だからこそ上手に実習生と接しないと、いつまでも1人で大変な思いして仕事しなければなりませんので分かって欲しくて中断してまで教えたのですけど。なので僕もあと少しのノルマ達成ならず。教育をする事が1番大事な仕事なのだと自分に言い聞かせて、今日は仕方ないと気持ち切り替えて17時になったので終了。まぁ明日終わるでしょう。

 

会社に帰って通訳となる先輩ビーパーさん交えて今日の出来事を振り返って話し合い。仕事の覚えが早い実習生が共通して言う事、日本語を理解するのではなく仕事を見て覚えたほうが早い。日本人も同じ。なぜそこで足場の組み方が変則的に変わったのか、なぜそこでわざわざ柱を細かく刻んだのか。意味がある。その意味を理解して、建物の構造も理解していけば次は言われなくても多分そうなるであろうと予測して仕事を進める事ができる。最終形は同じ足場でも進め方は人により若干違う、だけど最終形をイメージできたら結局はやる事は同じ。ビーパーさん凄い事言いますねー。ごもっとも。

 

こうして翔も成長していく。実習生も成長していく、お互い理解し合っていく事が大事。

 

実習生を受け入れて6年経過。実習生の事はかなり甘く考えてた僕です。ここまで大変だとは思っていませんでした。最初は言葉が1つも通じませんので。今でこそ多くの先輩実習生が在籍してますので、なんとかなるのですが。とにかく1つも通じません。1期生のカダエイの時は本当に無理やと思いましたね。でも多くの方々にご指導いただき、時には結構叱られたり。1番最初の組合からはこんな酷い会社初めてやと捨て台詞吐かれ。今となっては全て正論でした。佐久間んとこは実習生を使い切れんかった、なんて事言われたくないので結構必死でしたよ。

 

今では気付けば本当にかわいらしい軍団です。多分最初はこう言う気持ちが無かったのでしょう。頭のどこかにどうせ外人なんて。。。みたいな考えが必ずあると言って下さった方もいました。そんな考えではついて来んぞって。そんなつもりなかったけど、そうだったのでしょう。今みたいにどんなに大変でも時間なくても少しでもコミュニケーション取ろうなんて思ってなかったので。通じんなりに話すと楽しい。先程も1番遅く帰って来たサムバトと会話。今日は仕事どうやったかと聞いたら1人で笑い始め、けいすけさん車壊したって笑ってました 笑 壊したのではなく僕の趣味の架装パーツがタイヤに巻き込まれて外れただけです。何がそんな面白いのか分かりませんが、とにかく笑ってました。わたし悪くない、悪いのけいすけさんですって。サムバトは他人の失敗を笑う人間なんですね 笑

 

大変ですけど明日も頑張ろ。通じんなりに会話して楽しくて元気出ます。