人は少し順調に物事が進むと、自分の力は凄いと勘違いをしてしまう。そうなってはいかんと常に自分に言い聞かせてるつもりです。もちろん自分の努力なくしては大きくなる事はありません。僕も自信を持って仕事してますけど、自信というかやるべき事はやってきたとある程度自信を持って言えるって事です。人が寝る時間も休んで遊ぶ時も仕事へ時間を使ってきました。欲しい物も我慢して貯蓄したお金を会社へ投資した昨年。ここまで働く人はそうそういないであろうと思ってましたけど、先日の会計事務所の先生の労働時間聞いて自分はまだまだだと玉砕されました。
春先は建設業が暇になりがちな季節。最近、同業者の方々から何か仕事ないですかと連絡がよく来ます。あまりにも無駄な人数を入れる余裕は弊社にもありません。なんとか思考錯誤してやりくりしてますので。でもなんとかしたいと心底思うのです。各現場に聞いて調整可能であれば増員して工程を前倒したり、今まで沢山助けていただいた方々に少しでも力になればと。
また助けていただく時は必ず来ます。この気持ちを忘れなければなんとかなっていきます。この気持ちを忘れた時に僕は終わるでしょう。
色々と大変な事はありますけど、こうして感謝される事が何より嬉しい。これからも自力ではなく他力である事を忘れずに懸命に働きたい。
亡くなった親父が独立に猛反対でしたけど、亡くなる少し前に言ってました。謙虚であれと。謙虚であれば大体の事はなんとかなっていく、なんとかしてくれる人は必ずいると。経営とか分からんけどそれは間違いないと言ってました。年齢を重ねるほどによく分かります、その意味が。
まだ20代の頃、確か法人化する頃だったと思います。御立派な社長様にも教えてもらいました。実るほど頭を垂れる稲穂かな。素晴らしい言葉です。稲の穂は実るほどに穂先が下がるのです。人間も偉くなればなるほどに、大きくなるほどに頭を低く謙虚に人と接しなさいという事です。