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商売の奥深さ

2日目の新実習生。初々しい。少しだけ緊張感がなくなった気もする、良い意味で。今日は一応先輩実習生のヴィボと新人シータイでヤード片付け作業。もちろん日本人1名の指示のもと。

 

昨晩シータイがくつが大きいと言ってきたので僕のくつをあげました。日本人でも1名僕のくつをたかる奴います。慣れてくると自分の好きな作業着や安全靴を買うようになりますけど。かっこいいだのなんだの言って。格好から入る事も大事。

 

年始の段取り進めつつ、また10時には会社出てユニックで搬出へ行きます。大量の足場材が返ってきますが、年明けには全然消化できるどころか足りない。昨日終わった高校の足場も年明けすぐに解体。この工期が短いのが非常にメリットしかない。もちろん工期が短い分、請け負う金額も安くなります。でも、とにかく足場屋は回転率。回転率だけにこだわり安く請けては意味はありませんけど。

 

地元のラーメン屋の店長が言ってました、敢えてメニューを少なくしてお客様に選ぶ時間を与えない、即注文で即食べて退店。回転率がめちゃくちゃいいと。なるほど、メニューが少ないのは敢えてなのだと。メニューが少ない分従業員が仕事覚えるのも早い。聞いてると簡単には聞こえますが、逆にメニュー少ないから行かない客も出てくる為に勝負する品数が少ないのもなかなか博打。商売は本当に難しい。

 

けれど商売の根本は同じ仕組みと教えてもらった事がこのラーメン屋の店長の話で少し理解できました。

 

そもそもそんな仕事ばかりを取る事ができれば簡単。中には長丁場の現場もあります。そこをどう乗り切るかが本当に難しいところ。工期の短い仕事だけ取れるのならば誰も苦労しません。長年の経験から仕事の内容、工期のバランスを考えて取っているのです。なんでもある仕事をがむしゃらに取るのでは上手くいきません。本当にこればかりは失敗もして経験を積まねば分からない。

 

昨晩、足場屋さんの社長と電話で話した内容もそう。安く請ける足場屋さんについて。なぜ自分達の業界の施工単価を自ら下げに行くのか不思議で仕方ない。自爆に向かっているだけです。だからこの業界だけで生涯生計を立てる事は不可能だと、次の策を考えるのです。

 

この業界だけではない。この業界ならずーっと大丈夫って業界は1つもない。

 

最近は朝6時にパソコンに向かってます。6時から8時の集中力が1番良い。そろそろ洗車始めるみたいなんでお湯の説明してきます。温水洗車は本当に天国です。